瀬戸市に拠点を置く社会福祉法人A(以下A)で虐待事件が起きた。入所者Iさんに対し、虐待と断定できる事件が一昨年から2件、それ以前にも虐待を疑われる事件が2件あった。これら4つの事件により、Iさんはたて続けに頭を6針縫う負傷、前歯が折れる負傷、左腕全体にアザができる負傷、目を殴られパンダのアザができる負傷をした。
今年に入りIさんは、尾張旭市の安全な入所施設に引越したものの、狭い地域のまた狭い業界に依然として脅威が温存されている。そこで、Iさんの現支援者たちは、Iさん始め同じ境遇の利用者を虐待から守るために会を結成した。
福祉施設には、虐待を発見したら行政に通報する義務がある。行政は、その福祉施設を調査し指導ないしは処分を執行する習わしである。とりわけ直近の2件は虐待の事実がありながら、誰が加害者で何故そうなったのか、被害者側に説明がないままだ。
そこでまず、虐待の経緯を知るために、会は瀬戸市およびAに対し情報開示請求を掛けた。しかし結果、瀬戸市は手前都合の条例を盾に不開示決定、Aも弁護士を立てた上、一方的理由で不開示とした。